私の仕事は30年以上医療機器や業務ソフトのSEやプログラマーとして多くのプログラマーと仕事をしてきました。
今回は、その経験からプログラミングを仕事にするプログラマーに向く人と向かない人について考察します。
プログラマーに向く人
1,プログラミングが好きな事
当たり前の事ですが、プログラミングを仕事とするには好きである事が重要です。
近年「プログラミングは儲かる!」と言う甘い言葉でこの職業を希望する人がいますが、この職業には向く人と、向かない人がはっきりしている職業です。
好きでないと継続できません。
2,趣味でプログラミングを楽しめる事
平日の仕事時間8時間だけではとても足りません。自分の時間をかけてまで知識の習得が必要です。
「自分の趣味はプログラミングだ!」と言えるぐらいでないと優秀なプログラマーになれないと思います。
3,学ぶ事が好きな事
この職業は、学び続ける必要があります。IT技術は日々進化しています。現在の技術は将来は枯れた技術になって、新たなプログラミング言語やプログラミング技術も出てきます。その技術に付いて行く必要があります。
私がプログラミングを初めた頃はアッセンブラ言語という今では使われない言語でした。その後COBOL、C言語、C++、C#、Java、Kolin、Flutterと学び続けています。
4,創造力がある事
プログラマーの基本は、仕様書(要件定義書)という文章を読んで作成します。
文章を読んでそのシステムやプログラムを創造できないと良いプログラムは作成できません。
ミーテング(仕様打ち合わせ)の時も、話し合いからプログラムを創造する事が必要です。
経験で身に付く部分もありますが、基本的に想像力が乏しいと仕事になりません。
5,相手の身になって感じられる事
完成したプログラムを使用するのは、自分以外のユーザです。使用するユーザーがどのような物を欲しいのか、相手の身になってプログラミングをする必要があります。
またチームで作成している時もそのソースプログラムを活用する人の身になって作成やコメントを作成する必要があります。
プログラマーは一人で行う様なイメージがありますが、相手が必ずいます。相手の身になった作業が必要です。
6,地道な作業が得意な事
プログラミングは地道な作業の連続です。コーテイングはもちろん作業工数のほとんどがデバック作業です。地味なデバックをこつこつこなす必要があります。
プログラム品質を決めるこのデバック作業は、必ず必要な地味な作業です。
7,わからない事や問題解決方法はまず自分で探べる事
プログラミングでは、わからない事や問題多く発生します。すべてを同僚や上司に聞いていては周りも困ります。
まずは、自分で調べる必要があります。大抵の場合ネットで検索すれば済む事が多いです。
ネット検索でもわからない時は、相手を選んでわからない部分だけ聞きましょう。
8,他人のプログラムを読んで楽しめる事
ドラマ「のだめカンタービレ」のシーンで「楽譜を読むのは楽しい 作者の気持ちが分かる」と言っていましたが、私も人の書いたプログラムを読むのが楽しいです。書いた人の考え方が分かりす。
優れたプログラムには、優れた思想があったりします。 同じ仕様で何人かで書くとそれぞれ違った思想が見えたりします。
9,作る事を楽しめる人
プログラミングは、作る作業です。なにも無い所からすべてを構築する事を「楽しい!」と思える事が必要です。
プログラマーに向いていない人
1,プログラミングを楽しめない
プログラミングを楽しいと思えない人は向いていません。
楽しくないのに技術を学んだり、自分の時間を割いてまで学習できません。
努力は楽しいから出来る事だと思います。
「プログラマーは儲かりそう」では長続きしません。
2,地味な作業ができない
プログラミングはそもそも地味です。デバックをおろそかにしてしまう様では仕事になりません。
3,相手の身になって考えられない
使う人も、一緒に作る仲間も自分以外の人です。相手の身になって考える必要があります。
4,分からない事をすぐに聞いてしまう
プログラミングはわからない事だらけです。同僚や上司の時間を貴方だけに使う事はできません。
まずは自分で調べられる事が必要です。
5,好奇心や向上心が無い
この職業はとにかく知識を習得する必要があります。プログラミング以外の事でも好奇心を持てない人は向いていません。
まとめ
今回は、プログラマーに向いている人・向いていない人をテーマに私の経験を元に考察してみました。
あくまでも私の思う所ですので、参考程度に考えてください。
「プログラミングが好きだ!」「興味がある!」と言う方は是非その道へ進んでみてください。
技術的な事を学べば必ず素晴らしいプログラマーになれると思います。Terry
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