電子工作で必ず必要になる半田こては、通常AC100Vが必要で室外やモバイル先では使えません。
ガス式の物もありますが、小型ですぐに使える電池式の物が便利そうです。購入してみましたのでレビューです。
電池式半田こてのメリット
電池式のコードレス半田こては、外出先で半田を使う必要な時に威力を発揮します。「どこでも半田付け」
いざというとき「配線が切れた・部品が外れた」そんな時にはちょいと治せます。
いままではコードレスと言えばガス式が主でしたが、電池式はスイッチ一つですぐに作業できます。
各社から出ている電池式半田こて
アマゾンなどには、USBで電源を取る半田こてが数多くあります。USB式の良い所はモバイルバッテリーを使える所です。スマホ超マニアの方(うちのかみさんもそうです)ならモバイルバッテを持っているので便利かもしれません。
しかし、いざ使用する時にモバイルバッテリーを接続したり、スマホ超マニアの方の使用により残量がなかったり、面倒ではないかとおもいいました。単三電池式ならあらかじめセットしておけばすぐに使う事ができそうです。
購入
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国内メーカの物を選択
半田こては、作品の完成度に影響する工具です。格安中華製の物ではなく、国内メーカの物を選択しました。
goot 太陽電機産業株式会社製 MSD-20 コードレス半田こて
特徴
goot 太陽電機産業株式会社製 MSD-20 コードレス半田こての特徴は、単三電池3本を内蔵し、約15秒で350度になる事でしょうか。USB電源式の物は、別途バッテリーバック等が必要ですがこのMSD-20は電池内蔵で使い勝手よさそうです。
スイッチは2段式になっています。スライド式のスイッチをONにしてボタンを押すと加熱します。
ボタンを押している時だけ加熱し、白色LEDが点灯します。(作業先を照らす)
小手先はかなり細く、細かな作業に向いていると思います。
小手先は交換可能で、交換する為の工具も同梱されています。その辺がさすが国内メーカですね。
単三電池は後ろの電池蓋を外して3本入れます。ニッケル水素電池などの(充電式2次電池1.2V)と、通常単三のマンガン・アルカリ電池(1次電池1.5V)を使う事ができます。
私は100均一で購入したニッケル水素電池を使用しています。3本で300円(税別)ですから経済的です。
なお単三電池も使用できますので、外出先で困った時にコンビニ購入できますので安心です。
ヒートアップ時
ヒートアップ時間はコールド状態から15秒との事です。以下が実際の映像です。
なかなか早い、これなら作業効率がいいですね、必要な時だけ加熱して作業すれば電池の持ちもよさそう、カタログ値では単三アルカリ電池で40分・ニッケル水素充電池で60分だそうです。
熱量はどうだろう
細かな作業で使用する通常の半田こて20W~30W程度でしょうか、ICや抵抗など基板部品の作業には問題ありません。しかしアマチュア無線で使う同軸ケーブルのコネクタ半田つけは厳しそうです。
今後同軸ケーブルのコネクタ半田つけ作業が発生した時に追記レポートします。
まとめ
私は思い込みで、「電池式とだとヒートアップも遅く、熱量も低い」と思っていましたが、この半田こてはそここそこ使え付けます。「普通に使えます。」
しかし自宅でじっくりと電子工作を楽しむには、時間を気にする必要のないAC100Vの半田こてが良いでしょう。
このような電池式の半田こては、ちょい半田や、外出先での緊急用に向いています。
ラジコンやドローン、車の電装などAC100Vが使えない所ではかなり重宝すると思います。なお技術系の仕事でお客様の納品時の不具合対応(結構あるんですよね)にも良いなーと思います。terry
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コメント
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