アマチュア無線という趣味に出会い、頑張って講習会や試験でライセンスを取得し、無線機を購入して自分のコールコールサインで初めてのQSOを楽しむ。
始めた頃の感動は、アマチュア無線をしている方であれば皆味わっていると思います。
しかしQSOにも慣れ、お馴染みさんとの交信だけでは、感動も薄れて
5年後には免許切れで閉局。こんな方が大変多くいます。
そこで40年以上もアマチュア無線を楽しんでいる私が「アマチュア無線を長く続ける為のポイント」を考察してみました。
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趣味を継続させる為のポイント5項目
アマチュア無線を継続させるには、以下の5項目がポイントだと思います
1、興味 2,創意工夫 3、レベルアップ 4,投資続ける 5、継続する
継続できるかは、これらのいずれかを実行しているかが、大きなカギになります。
ポイント1 アマチュア無線に対する興味
アマチュア無線はじつに幅広い趣味です。
初心者が電波を出して交信する行為は、アマチュア無線を楽しみの窓口程度です。
ざっと上げると、
「新たな周波数やモード、アンテナや無線機の工夫、関連のソフトウェア、パソコンの利用、クラブやJARLの活動、上級ライセンス、電子工学や自作機器、自作の為の測定器や工具、半田付け技術、月面反射や宇宙ステーション、アマチュア衛星、デジタル技術や画像転送技術、短波の伝搬やBCL、海外交信、外国語や海外事情、業務局の受信や航空無線の受信、CW交信や和文CW、山岳移動、車載方法、キャンピングカーなどなど」
これらのアマチュア無線の情報は、CQ誌やインターネットで入手する事が出来ます。
ネット動画配信「YouTube」でも多くの情報も入手可能です。
先ずは「アマチュア無線関連の情報」を入手してみましょう。
ポイント2 アマチュア無線の創意工夫
アマチュア無線は、創意工夫を楽しむ部類の趣味だと思います。
会話をする目的だけなら携帯電話を始めインターネットを利用した通話アプリなどで、確実な会話を行う事ができます。
アマチュア無線は、広範囲に電波を届かせ、遠くの局と交信する為の工夫をしたり、快適に交信する方法を模索する事を楽しめます。
以下にどんな工夫が楽しめるか考察します。
アンテナの工夫
遠くまで電波を飛ばす為にはアンテナの工夫が必要です。
アンテナを設置する環境は、皆さんそれぞれ違います。大きなアンテナ高性能のアンテナを建てられない方もいると思います。
各個人の条件内でアンテナを工夫して楽しみましょう。
自作アンテナの情報や、市販のアンテナの情報をネットや雑誌から情報収取を行い、工夫してみてはどうでしょう。
工夫の経験を多くすると、よりアンテナについて詳しくなれると思います。
「夢は小さくて飛ぶアンテナ」ですよね。
電波が飛ぶ場所へ行く工夫
マンションやアパートなどアンテナが思う様に工夫できない方は、電波が飛ぶ場所へ移動する工夫はどうでしょう。
見通しの良い山頂や川なら信じられない程飛びます。
河原に大きなDP(ダイポール)アンテナを仮設置してHFにチャレンジするのもいいですね。
ただ他人の迷惑にならない様に注意してください。
新たなモードで楽しむ工夫
小電力や小型のアンテナでも楽しめるモードがあります。
おすすめはCW(モールス)とFT8(デジタル系)です。SSBやFMでは考えられない程遠くまで届きます。
3アマ以上の資格をお持ちの方は、CW交信に挑戦してみましょう。
新たな世界が見えると思いますよ。
無線機のオプションの工夫
マイクロホンやアンテナ切り替え器、スピーカーどのを使いやすい物への工夫はどうでしょう。中古品を探してり、工作したりと工夫次第で快適な運用ができると思います。
目標を定めて楽しむ工夫
アワードを目標に定めて楽しむ工夫はどうでしょうか。
アワードは、一日で完成する物から数十年かかる物もありあます。QSLカードを集める工夫やコンデションの情報収集など、アワードを可獲得する為には多くの工夫が必要です。(リグ~アンテナ、時間、カード集めなどなど)工夫し放題!
私は、なかなかDXCCがすすみません…….創意工夫が足りないのかもしれません。
アマチュア無線の知り合いを増やして楽しむ工夫
アマチュア無線の醍醐味は、知らない人と友人になれる事です。色々な人とQSOして知り合いを作る工夫をしてみてはどうでしょう。
相手を楽しませるQSOが出来ると多くの友人を作る事が出来ます。
たまに「U・VHFのメインチャンネル」で個性を出そうと頑張っている人がいますが、交信相手を楽しませる事が出来なく、知り合いが少ないのではないでしょうかね。工夫が乏しいのでしょう。
ポイント3 アマチュア無線のレベルアップ
アマチュア無線のライセンスは4段階あります。
アマチュア無線士のライセンスは、受験資格もなく、きちんと勉強すれば取得できます。
上級取得の過程も趣味として楽しんでください。
「VHF・UHFだけだから上級資格なんていらない」と言い訳をおっしゃる方がいますが、資格の為に得た知識はアマチュア無線を楽しむだけではなく、電気工学を必要な場面で役に立ちます。
レベルアップはライセンスだけではありません。CW交信技術やパソコン関連のレベルアップを行う事でも楽しめます。
ポイント4 アマチュア無線の趣味へ投資
どんな趣味でも多少の投資が必要です。投資できる額はその人の環境や状況により異なり一概には言えません。
しかし趣味を継続していく為には、ある程度の投資は必要です。
また無線局の継続費用、電波利用税は必ず必要な費用です。
レベルアップや創意工夫をする為には、それなりの投資が必要です。
身の丈のあった趣味への投資をすれば良いと思います。
私は、子育て中で金銭的余裕が無い時代でも、妻の理解を求めて多少の投資をアマチュア無線へ行ってきました。妻は「あなたの趣味だからしょうがない」とあきらめていたのかも。。。。
ポイント5 アマチュア無線の継続
何事でも継続が必要です。すぐに飽きてしまっては、どんな趣味でも深堀して楽しめません。
私も飽きっぽい性格で、興味が次々と映るタイプです。しかしアマチュア無線は、「ポイント1」で説明した通り幅広い楽しみ方が出来ます。
アマチュア無線を軸にして関連の趣味で楽しんでいます。
アマチュア無線が飽きたと思う方へ
どんな趣味でステップアップしないと飽きてしまします。
その趣味の本当の楽しみを知るには、色々やってみないとはわかりません。
特にアマチュア無線は、ジャンルも多く新たな技術も取り入れて進化しています。
「おしゃべりに飽きた」「QSLカード集めは面白く無い」とぼやいていないで是非、趣味の深堀をしてみてください。 terry
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