住宅地に大きなアンテナ 趣味の「アマチュア無線」ってなに?

アマチュア無線

一般住宅地の庭に大きなアンテナが立っているのを見かけた事はありませんでしょうか? TVのアンテナにしては大きすぎだし、「何をしているのかな?」と疑問を持っているのではないでしょうか。

今回は、そんな疑問についてお答えします。

大きなアンテナを使う趣味

一般住宅地の庭に、20m以上の鉄塔(タワー)や、住宅の屋根やベランダから細長い棒を突き出していたり、庭に電線が張りめぐらしていたり、「あの家なにやっているのかな?」と不思議ですよね。結構見かける事があるのではないでしょうか?

もしかすると、アマチュア無線のアンテナかもしれません。

そんな趣味あるの?アマチュア無線ってなに?

アマチュア無線を知らない方にとって、その存在や魅力は少し遠いものかもしれません。そこで、アマチュア無線の基本的な概要とその面白さを、わかりやすく説明します。

アマチュア無線とは?

アマチュア無線は、趣味として無線通信を楽しむための活動です。個人が特定の資格を取得し、無線機を使って世界中の人々と通信を行うことができます。インターネットや電話とは違い、無線機を使って直接電波を飛ばしてコミュニケーションをとる点が特徴です。

何が面白いの?

アマチュア無線には、インターネットやスマホにはない独自の楽しみ方や魅力がたくさんあります。

1. 遠くの国の人と話せる

アマチュア無線を使うと、無線機から飛ばす電波が遠くの国まで届くことがあります。たとえば、日本からアメリカやヨーロッパ、時には地球の裏側の人と通信することができるんです。自分の声やメッセージが電波を通じて世界中に届く体験は、とても新鮮で面白いものです。

私は、自分の部屋の無線機と自宅のアンテナで国内を始め海外の仲間(アマチュア無線局)と日夜通信しています。特に短波帯を使いヨーロッパー・アフリカ・アルゼンチン・南米等と全世界と通信しています。

2. 災害時に役立つ

災害や通信トラブルで電話やインターネットが使えなくなったとき、アマチュア無線は独立した通信手段として機能します。アマチュア無線を持っている人は、自分や周りの人を助けるために情報を共有したり、救助隊と連絡を取ることができる場合があります。

東北の震災では、多くのアマチュア無線家が活躍しました。

3. 技術好きにはたまらない

アマチュア無線を使うと、無線機やアンテナなどの技術について詳しく学ぶことができます。自分でアンテナを作ったり、電波の特性を理解して最適な設定を見つけたりするのは、技術的な挑戦が好きな人には非常に楽しい部分です。

電子工作のテーマには事かきません。マイクアンプやアマチュア無線が聞けるラジオなど、簡単に作る事ができる物から、電波を大きくするアンプや、無線機など高度な物つくりを、個人の電子工作で作って楽しんでいます。自分で作った無線機で遠くの仲間と交信するのは、大変楽しいです。

アマチュア衛星

4. 趣味としての奥深さ

アマチュア無線は「趣味」としての幅が非常に広いです。無線で通信するだけではなく、デジタル通信、電波の性質を使った実験、さらには人工衛星や国際宇宙ステーションとの通信も楽しむことができます。

どのように始めるのか?

アマチュア無線を始めるには、まずアマチュア無線技士という資格を取得する必要があります。日本では国家試験に合格することで、この資格を手に入れられます。試験はそれほど難しくなく、無線の基本的な知識を身につけることで、だれでも合格が可能です。

資格を取得した後は、自分の無線機を使って通信を始めることができます。無線クラブに参加したり、イベントに出たりすることで、仲間と交流したり、新しい技術を学んだりできます。

アマチュア無線を知らない方に伝えたい魅力

アマチュア無線は、インターネットや携帯電話とは異なる、非常にユニークで深い趣味です。特に以下のような人に向いているかもしれません:

  • 新しいことを学ぶのが好きな人:無線技術や電子機器の知識を学ぶことができます。
  • 国際交流に興味がある人:世界中の無線愛好家と直接コミュニケーションできます。
  • 災害時に備えたい人:緊急時に役立つ通信手段を持つことができます。
  • 趣味を通じて社会に貢献したい人:アマチュア無線を活かして地域のボランティア活動にも参加できます。

アマチュア無線は奥深い趣味で、さまざまな楽しみ方があります。もし「新しいことに挑戦してみたい」という気持ちがあるなら、アマチュア無線はその好奇心を満たす絶好の選択肢かもしれません。

あなたも初めてみませんか?Terry

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