埼玉県所沢にある東京航空交通管制部、通称東京コントロール(東京ACC)にある2つのタワーについてレポートします。
東京コントロール 2つのタワー
「TVドラマ 東京コントロール」の中でも登場する赤白タワーですが、数年前に2塔めのタワーが増設されました。
第二タワーは、大通り沿い北側の赤いタワーのちょうど反対の西側、東京航空交通管制部敷地内に立っています。


第二タワーの高さは目測40mHでしょうか?赤白タワーと同じ高さの様に思います。
所沢RCAG(遠隔対空通信施設)
埼玉県所沢のRCAGは、東京コントロールの関東西セクタと、武蔵セクタ内と周辺情報提供や緊急用の通信設備の様です。
遠隔対空通信施設(RCAG)
送信所 | 周波数 | W | 形式 | 管制空域 | U/V | |||
埼玉県所沢市 | 120.500 | MHz | 50 | A3E | T12 | 関東西セクタ | 主 | VHF |
134.150 | MHz | 50 | A3E | T12 | 関東西セクタ | 副 | VHF | |
132.100 | MHz | 50 | A3E | T13 | 武蔵セクタ | 主 | VHF | |
128.125 | MHz | 50 | A3E | T13 | 武蔵セクタ | 副 | VHF | |
135.750 | MHz | 50 | A3E | 東京FSC (熊谷) | VHF | |||
121.500 | MHz | 50 | A3E | ELT | 航空用非常周波数 | VHF | ||
301.200 | MHz | 100 | A3E | T12 | 関東西セクタ | 主 | UHF | |
227.300 | MHz | 100 | A3E | T12 | 関東西セクタ | 副 | UHF | |
292.400 | MHz | 100 | A3E | T13 | 武蔵セクタ | 主 | UHF | |
320.000 | MHz | 100 | A3E | T13 | 武蔵セクタ | 副 | UHF | |
243.000 | MHz | 100 | A3E | ELT | 航空用非常周波数 | UHF | ||
12.2~12.5 | GHz |
※総務省の公開情報により調査
VHF6波 UHF5波 SHF1は波 有る模様 UHFは100Wと、大電力の様です。
第二タワーのアンテナ

アンテナは長さから推測すると最上段と中段はVHF、最下段はUHFの様です。
アンテナは、形状から推測するとラジアルが無いので、「コーリニアアンテナ」なのでしょうか?資料は公開されていませんでしたので詳細は不明です。
実際の送信は、赤白タワーか第二タワーかは不明 追って調査しようと思います。


地上で受信できる範囲
この2つのタワーの高さが分かりませんが、地上高40mHと過程して見通し距離を算出してみました。(地上で受信する場合)
4.12×√40=26Km
受信側の環境やロケーション・受信アンテナ高性能や高さ・受信する周波数等により、なんとも言えませんが地上では26Km四方では良好に受信できると思います。
アクセス
赤白タワーは隣接の大通りから、第二タワーは隣接の航空公園から良く見る事が出来ます。Terry
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