アマチュア無線を40年以上楽しんでいる私が、「アウト・ドアで楽しみむアマチュア無線 山岳移動運用」を出来るだけ専門用語を使わず解説します。
PR
イン・ドアだけではないアマチュア無線
アマチュア無線は、「自宅で楽しむ物」と思われている方が多い様ですが、無線機(トランシーバ)を片手に山頂の見通しの良い所に行って、「アマチュア無線で楽しく交信する」楽しみ方を紹介します。
電波は高い所が好き
実は電波は高い所が好きなんです。日本一の電波塔「スカイツリー」は遠くまでTVの電波を飛ばす為に建てられました。「展望の良い場所=電波が飛ぶ所」のです。
山頂からのアマチュア無線 山岳移動
山歩×アマチュア無線で楽しさ倍増
簡単に行ける高い場所といえば山の山頂や展望台です。街中で小さな携帯用の無線機(トランシーバ)同士での交信は、5~6Kmぐらいしか届きません。
所が、山頂や展望台の見通しの良い場所であれば、100Km以上届く場合もあります。関東の筑波山や高尾山であれば関東の隅々まで場合によっては新潟・長野・静岡・福島と交信する事ができます。
趣味で登山・山歩きの目的している方には、携帯用の無線機をもって「見晴らしの良い場所で遠くの人と交信する」を目的の一つとして加えてはいかがでしょうか。
山歩きで使用する携帯用無線機(トランシーバ)
登山・山歩きでおすすめな無線機は「ハンディトランシーバー」と呼ばれる携帯用無線機です。
この大きさなら荷物になりませんね。私は時より自宅近くの埼玉県飯能市の山へ無線機もって行き、県内、都内、千葉、栃木、横浜、群馬、新潟などの方と交信を楽しんでいます。
いろいろな山頂から交信する賞
アマチュア無線のクラブが主催する賞で「Summits On The Air(SOTA)」というアワードがあり、ルールに沿って山頂がら交信する事によりポイントを集める。ポイント申請をすると賞状を頂けます。山歩きの方でしたら「次はあの山から電波出すぞ!」と目標になるのではないでしょうか。
色々な市や町と交信する賞
山頂や展望台からの交信は遠くまで届きます。それを生かしていろいろな市や町と交信して交信証明書を交換して、得れる賞があります。詳細は、初心者向け アマチュア無線の楽しみ方5「大人のカード集め? 交信証明書の交換」を参考にしてください。
もしもの時にも活躍するアマチュア無線
山歩きでは、もしもの時を想定する必要があります。山では携帯電話が使用できない所も多くあり、「そんな時に役に立つのがアマチュア無線」です。
しかし、アマチュア無線をやった事がない方が使いこなせるはずはありません。日頃多くの方との交信を楽しんでいると、無線機の取り扱いや操作方法、運用の知識を得る事ができます。
無免許で非常通信用にアマチュア無線機を持つ事は違法
登山家の方の中には、無免許でも非常用にアマチュア無線機を持つ方がいますが、これは違法です。
「普段は使わない、非常用だから良いのでは」は許されません。電波を出せる状態であればアマチュア無線従事者免許と無線局免許状を取得する必要があります。
あとがき
この記事は、あまりアマチュア無線を知らない方へ向けて作成しました。専門用語の使用を極力避け、楽しさを伝える事を主に作成しました。すでにアマチュア無線を楽しんでいる方には「物足りない・用語が違う」等のご意見がある思いますが、記事の趣旨をご理解頂きたいと思います。 terry
PR
アマチュア無線楽しみ方シリーズ記事
初心者向け アマチュア無線の楽しみ方3「アマチュア無線でスポーツ?コンテスト競技」
コメント